当社は地球環境の保全を担う当事者であることを十分に認識し、2050年カーボンニュートラルの実現、また、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指します。さらに、50%の高みに向け挑戦し続ける国の方針に並走し、当社が取組み出来ることを計画的に推進してまいります。
環境マネジメント
当社は「環境保全」の認証としてISO14001を取得し、環境に与える悪影響を無くすよう努めています。
自社工場・センターを構える製造業としての誇りを持ち、地域の方々を含むすべてのステークホルダーのために今後も環境を取り巻く社会情勢等に配慮し、企業活動を推進していきます。
推進体制
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推進組織
- ISO品質・環境管理委員会を設置し、事業活動・製品・サービスにおいて環境マネジメントシステムを実施、維持及び改善し、環境保全活動の推進を図っています。
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品質・環境方針
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当社は品質・環境方針を下記の通り定めています。
環境マネジメントシステム
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ISO14001認証機関によるシステム監査
- 当社は2003年5月に認証取得いたしました。その後、認証書の発行後1年に1度受ける維持審査で問題なく運用が継続できているかの確認がされています。さらに3年に1度の更新審査では認証書を発行してからの3年分の運用結果や有効性について審査され、有効性を評価いただいています。
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各事業所による内部監査/マネジメントレビュー
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当社は「品質・環境マネジメントシステムに関して、組織自体が規定した要求事項」および「ISO規格の要求事項」に適合しているか、また、有効に実施され維持されているか、定期的にあらかじめ定めた間隔で内部監査を実施しています。
また、ISO品質・環境マニュアルに定められた事項に基づき、適切にマネジメントレビューを行うことでパフォーマンス及び有効性を評価しています。
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ISO14001認証取得実績
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ISO14001:2004 2003年5月認証取得
ISO14001:2015 2018年1月登録更新
地球温暖化防止/カーボンニュートラル
現状、当社が事業活動で排出するCO2の測定については把握できておりません。
喫緊の課題であるサプライチェーンのCO2排出量の測定システム作りを進めます。
それと並行してカーボンニュートラルの目標設定並びにロードマップを作成して具体的に推進いたします。
温室効果ガス削減
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印刷機へのUV-LEDの設置
- 当社では、野田工場の印刷機に一部UV-LEDランプを導入しました。従来のUVランプと比較して消費電力が1/3に抑制されるため、CO2の削減につながります。今後も適宜、導入台数を増設していく予定でおります。
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エコドライブの推進と公共交通機関の利用促進
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当社では、輸送の適正化および効率改善による安全で環境負荷の少ないエコドライブを推進しております。
同時に社有車のエコカー導入についてカーボンニュートラルの目標設定及びロードマップ計画に合わせて進めます。 また、地域インフラ状況・利便性も考慮しながら、首都圏や一部地方では社用車の利用率を軽減し、公共交通機関の利用も推進しております。
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電力の使用量削減
- 当社では環境への配慮、CO2削減の一環として、電力の使用量削減に取り組んでおります。工場内の蛍光灯のLED化や消費電力の大きい印刷機の稼働効率化等、今後も、さまざまな角度から環境負荷の低減に取り組んでいきます。
循環型社会の形成
当社は地球環境の保全を第一に循環型社会の形成に貢献します。
廃棄物の排出量削減、再資源化、適正処理
当社では廃棄物のリサイクルと廃棄処分の分別および外注処理を通常業務に組み込み、ISO14001規程にて管理しております。
さらに数値目標を設定し、管理することで無駄になる資材の削減に注力しております。
化学物質においては法令及びISO14001基準を厳守し、代替を含め削減に注力するとともに、安全な管理体制を確保しながら厳選した協力会社とともに適切な処理を遂行しております。
化学物質管理
当社では、化学物質の使用量削減と環境に配慮した物質への代替により、化学物質の使用に伴う環境負荷の低減に取り組んでいます。
化学物質の使用削減
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ノンVOCインクへの切り替えと減感インクの改良
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当社では、お客様からインクの指定があった場合や一部の特殊なインクを除き、ノンVOCインクへの切り替えを完了しております。ノンVOCインクとは、含まれる石油系溶剤が1%未満となる環境配慮型のインクのことです。一般的な油性インクにはVOCを発生させる石油系溶剤が約30〜40%含まれており、大気汚染や人体へ悪影響を与える恐れがあります。
ノンVOCインクへの切り替えができていない減感インクについては、印刷品質を担保する観点から、協力会社とインクの改良テストを重ねています。引き続きノンVOCインクの使用を促進し、環境保全と従業員の健康維持に努めてまいります。
生物多様性
当社では、原材料調達・製品の製造過程において、生物多様性におよぼす影響の回避・最小化に努めています。
持続可能な原材料調達
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持続可能な用紙調達
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当社は、環境保全への取り組みのうち森林の保全を目的として、環境に配慮した原材料を調達・使用することに努めています。
■FSC®認証紙の利用拡大
FSC®認証紙とは「森を守ること」だけでなく、労働者や先住民族の権利、地域社会との関係や文化など、広い視野に基づいて森林の在り方を考えた国際基準に基づき製造された用紙です。
環境だけではなく人権などにも強く配慮して製造されており、SDGsの17の目標のうち、14の目標と40項目のターゲットに貢献します。
当社は、印刷物を製造する際、 FSC®認証紙を使用することを推進しております。環境に配慮した原材料の調達によって、社会のエシカル消費に向けた取り組みを強化し、持続可能な社会に貢献してまいります。
製品・サービスを通じた保全への貢献
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FSC®認証製品の製造と販売
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お客様がFSC®認証製品を選ぶことは、責任ある森林管理を支援することにつながります。
FSC®認証は、環境、社会、経済分野の利害関係者の合意によって支持された、責任ある森林管理の原則と基準に基づく国際森林認証制度です。適切に管理された認証林やその他のリスクの低い由来からの原材料でつくられた製品をラベルで識別します。
当社は、2023年8月に一部拠点にてFSC® CoC認証を取得いたしました。2024年1月に適用拠点を追加し、現在はすべての営業拠点・生産拠点にてFSC®認証製品を取り扱うことができます。
FSC®認証には、当社が取得した【加工・流通過程の管理を認証するCoC(Chain of Custody)認証】のほかに【森林の管理を認証するFM(Forest Management)認証】があります。
FSC®認証製品を販売するためには、原則森林から最終製品になるまでの生産、加工、流通に関わるすべての事業者がFSC®認証を取得している必要があります。
当社は、今後も環境に配慮した製品を製造・販売することで、森林の保全への貢献に努めるとともにお客様のパーパス実現に向け、より付加価値の高い製品を提供してまいります。
〈取得内容〉(2024年1月現在)
・認証番号:SGSHK-COC-350870
・ライセンス番号:FSC-C192172
・認証取得範囲:新宿本社事務所、首都圏第一~五部、多摩営業所、横浜営業所、千葉県営業所、
さいたま営業所、甲信営業所、大阪支店、
高尾工場、野田工場、生産管理部、DPP第1センター、DPP第2センター
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ecoカレンダーの作成と販売
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お取引様への販売品として作製していたカレンダーに対し、毎年仕様の見直しを行い、より環境へ配慮した製品となるよう検討・改良を重ねてまいりました。
2020年、リング部分を再生紙でできた環境配慮型リングである「ecoパルプラリング」を採用し、捨てる際にそのまま可燃ゴミとして分別が不要な仕様となりました。
さらに、2023年用カレンダーは一般向けのオンラインショップを開設し、一般販売を開始しました。収益の一部は緑化推進団体「緑の募金」へ寄付を行っています。 -
Webソリューションの促進
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現代のデジタル社会においてデータを取り巻く環境は大きく変動し、市場における情報はより迅速に把握できるようになりました。いつでも・どこでも・誰にでも情報がアクセスできるようになったことで、お客様に届ける情報の伝え方やタイミングがより重要になって参りました。
当社では従来の紙媒体による情報伝達だけではなく、時代の流れとともに変化するお客様のご要望にお応えすべく、Web環境下におけるデジタルソリューションの促進を強化しております。
これまで郵送物として届いていた各種通知物やDMおよび申込書などをWeb化することにより、ペーパーレスが実現し、業務効率化やコスト削減および環境配慮への取り組みをしております。
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